浅沼容疑者が地元の静岡を離れ、大阪に2年ほど住んでいた際には、300万以上のツケを抱える“ホス狂”となり、売り上げ回収のため、静岡の実家や職場にまでホストたちが押し寄せる騒ぎとなっていたのは、前回の記事で触れた通りだ。
ヤバさの兆候は中1でのパパ活疑惑から
ホストたちの間で“ヤバすぎる女”として有名だった浅沼容疑者。生まれ故郷の静岡県函南町で過ごした学生時代からその兆候があったと振り返るのは、浅沼容疑者の公立中学校時代の同級生だ。
「渡辺(浅沼容疑者の旧姓)は、中1の時からパパ活をしていたらしく、25歳ぐらいの男と付き合っているんだと友達に自慢していて、当時から相当ヤバいヤツだと思ってました。『彼氏の顔写真見せてよ』と言っても、『彼氏が撮らせてくれない』と言って、見せてくれたことは1度もありませんでした。詳しく聞くと、ただのパパ活相手を恋人だと一方的に思い込んでいるようでした。自分には大人の色気があってモテるタイプだと、ずっと勘違いしている節がありましたね。よく友達のモノを盗んで問題化していたこともありました」
中学生時代は吹奏楽部に所属し、卒業アルバムにはバスクラリネットを抱え同級生たちと肩を並べる写真も収められている。当時の顧問の男性教師が「全く記憶にない」と取材に答えるなど、そう派手なタイプにも見えない浅沼容疑者が「自分がモテる」と思い込んでいったのは、中学校時代の同級生男子たちの“罰ゲーム”が原因ではないかと、同級生は続ける。
「クラスのヤンキーやお調子者の男の子たちが、あまり見栄えのよくなかった渡辺に、罰ゲームで告白するという遊びが流行っていたんです。罰ゲームで告った男の何人かは、渡辺とは付き合わないまま『誰でもいいから』と最後までしたという話も聞きました。避妊もしてなかったって言ってたな。そんな扱いをされた渡辺も渡辺で、ヤった相手を彼氏扱いして周囲に自慢していたようです」
中学校を卒業し三島市の定時制高校に進学する頃になると、年頃ということもあってか、恋愛体質に徐々に拍車がかかっていった。浅沼容疑者の知人が話す。
結婚中に3股、元夫や浮気相手に金をせびり…
「学級委員や学校行事の委員でもないのに『行事で連絡が取りたいから』と自分の好きな先輩の連絡先を聞いたり、『私がキューピッドになる』と女友達をダシに憧れの先輩の連絡先を聞いたりしていました。まあ、その辺の嘘までは可愛いものなんですが、だんだんと恋愛に金が絡むことが増えていったようです。20歳まで一緒に沼津で暮らした夫に金を借りていましたし、その時には3股していたと聞いています。その浮気相手からも『将来介護の仕事がしたい』『資格をとりたい』といって15万円借りていました。もちろん返済したという話は聞いていません」
浅沼容疑者は高校を出た後すぐに結婚したと見られ、娘も出産している。その頃までは実家の両親とも関係は良好だったようだ。実家の近隣住民の女性が話す。
「捕まったのは渡辺さんのお宅の次女で、他に姉と2人の男子中学生がいる4人きょうだい。まだお父さんもお母さんも40代で若いのですが、お母さんが5年前、『今度孫が生まれるんです!』と嬉しそうに報告に来たんです。『40代でおばあちゃんになるの?!良かったじゃない!』なんて話して、お祝いにオムツをプレゼントしたことはありましたね」
娘を元夫や実家に預け、育児放棄
だが、両親が初孫を喜んでいたのもつかの間、娘の子育ては順調にはいかなかった。浅沼容疑者を知るホストらによると、生まれた女児を実家や元夫のもとに預けるなど、完全に育児を放棄していたという。
浅沼容疑者は20歳を越えるまでは沼津に住んでいたというが、その後大阪に生活拠点を移し、ホスト遊びにどっぷり浸かるようになる。ツケでホストに貢ぎつづけた挙句、実家にまでホストらの取り立てがいくようになったことで、母親とは“絶縁”となったようだ。近隣住民の男性が話す。
「タバコを吸って隣の家の敷地に投げこむ非常識な一家でしたが、お父さんは働いているようだし、お母さんはいつも家にいる。一家で仲良く赤いセダンに乗って出かけることもあるし、家族仲は悪くなさそうでした。かんな(浅沼容疑者)が小学生の頃は、よく同級生の家に勝手にあがり込んでくるような子で、顔もよく覚えています、でもこの3年で一度も帰ってきてないね。『もう娘とは関わりたくない』となぜかお母さんもうんざりしているようでした」
大阪から地元に戻って住み着いたのはネットカフェ
文字通りツケが回って頼れる親族がいなくなったことも影響したのか、逃げるように大阪から静岡に戻ってきた渡辺容疑者は、実家には寄り付かず、沼津駅前のネットカフェで寝泊まりを繰り返すようになったようだ。その店に長期滞在しているネットカフェ民が話す。
「昨年9月ぐらいから、浅沼容疑者と高見容疑者がペア席で寝泊まりするのを見るようになりました。たまに『どうも』ってぐらいの挨拶はしたし、2人とも部屋着でウロウロしていたのは覚えています。普通の明るい若者カップルだと思ってました。浅沼容疑者は全体的にふくよかでしたし、お腹も大きかったんですが、『食べすぎかな』程度で特に違和感も覚えませんでした。もしかしたら遺体で見つかった赤ちゃんを身ごもっていたのかな……」
実家の両親や大阪のホストらに不義理を重ね、居場所を失っていった浅沼容疑者。たどり着いたネットカフェで寝起きするそのすぐそばにいた高見容疑者とは一体どのような関係だったのか。なにより、なぜ2人は海岸で赤ん坊を焼くというおぞましい決断に至ったのか。
県警は遺棄された子供の遺体が2人の子供である可能性も視野に、捜査を進めているという。
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(出典 news.nicovideo.jp)
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<このニュースへのネットの反応>
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