ナイジェリアでは、武装集団による襲撃事件が相次いでいます。
2024年3月7日、ナイジェリア北西部カドゥナ州クリガ村にある学校が武装集団に襲撃され、100人以上の生徒が拉致されました。
州警察の報道官によると、バイクに乗った武装集団が早朝に学校を襲撃し、生徒300人あまりを連れ去りました。一部の生徒は救出されましたが、287人が武装集団のもとに残っているとのことです。
ナイジェリアの北部や西部では近年、身代金狙いの拉致が多発しています。カドゥナ州では2021年7月にも、武装集団が学校を襲撃して150人超の生徒を拉致しています。
同じ2024年3月7日、ナイジェリア北東部で武装集団が湖の周辺でまき集めをしていた住民を襲撃し、50人を拉致しました。ほとんどが女性で、イスラム過激派の犯行とみられています。
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🇳🇬 Nigeria
Islamic people have kidnapped 300 childrenAny protests planned? pic.twitter.com/iFCyFf3WrG
— Islam Watch (@endislam) March 9, 2024
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キリスト教徒20人が死亡、女性14人が誘拐
(翻訳より)イスラム教徒が再びイスラム教の名の下に大虐殺を行った。ナイジェリアのカドゥナで襲撃事件があり、キリスト教徒20人が死亡、女性14人が誘拐された。
Moslems haben mal wieder im Namen des Islam ein Massaker verübt. 20 Tote Christen und 14 entführte Frauen bei einem Angriff in Kaduna, Nigeria. pic.twitter.com/kXJMxmGREV
— Frank R. (@FrankReich9) March 3, 2024
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2023年12月26日には、ナイジェリア中部プラトー州で武装集団が20以上の集落を襲撃し、少なくとも160人が死亡しました。2024年1月10日には、北西部ザムファラ州で武装集団が村を相次いで襲撃し、少なくとも200人が殺害されました。
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過激派ボコ・ハラム(Boko Haram)は、ナイジェリア北部の各州にシャリーアの導入を目指して武装闘争を展開しています。2009年以降、政府関係者、軍部隊、キリスト教徒等を標的としたテロを多発させています。
2014年には、ナイジェリア北東部の町チボクで、女子生徒300人近くを連れ去りました。ボコハラムは、連れ去られたとされる少女たちを撮影したビデオ映像を公開しています。
(翻訳より)彼女たちはボコ・ハラムに誘拐され、戦闘員たちの中に分配される予定の若い女の子たちです。
THESE ARE YOUNG GIRLS KIDNAPPED BY BOKO HARAM AND GOING TO BE DISTRIBUTED AMONG THE FIGHTERS.
FOOLIS IGBO POLITICIANS KEEP FIGHTING AGAINST THE COMING OF BIAFRA. pic.twitter.com/kMEblYJ8vU— Ugo 247 (@UgoJustrealugo) March 12, 2024
ボコハラムは「ナイジェリアのターリバーン」とも呼ばれ、イスラーム国(IS・中東のシリアやイラクを拠点とするイスラム過激派組織)すら、殺戮の残忍さゆえに手を焼く武装組織と言われています。