2024年1月28日、シリアと国境を接するヨルダン北東部の米軍基地がドローン(無人機)による攻撃を受けました。この攻撃で米兵3人が死亡し、少なくとも34人が負傷しました。
2024年2月2日、アメリカは米兵3人が死亡した攻撃への報復として、イラクとシリアの7施設にある計85以上の標的に対して空爆を行いました。
アメリカ中央軍(CENTCOM)は、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊」や関連する民兵組織を標的にした空爆を行ったと発表しました。
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BREAKING:
Jordanian F-16 planes join the U.S. in striking targets in Syria and Iraq tonight in retaliation for the suicide drone strike against Jordan last week which killed 3 U.S. soldiers and also wounded Jordanian soldiers.
🇯🇴🇺🇸 pic.twitter.com/mfJxocBoLx
— Visegrád 24 (@visegrad24) February 2, 2024
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ヨルダンは、アラブ・イスラム諸国と協調しつつ、欧米諸国とも良い関係を保っています。1994年にはイスラエルとの和平条約に署名し、同年11月に外交関係を樹立しました。
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ヨルダンのF-16戦闘機
アメリカ合衆国のジェネラル・ダイナミクス社(現ロッキード・マーティン社)が開発した多用途戦闘機「F-16」は、「ファイティング・ファルコン(Fighting Falcon)」の愛称で親しまれています。
F-16は高高度で約130km先の標的を探知し、AIM-120C空対空ミサイルを使えば約60km離れたところから攻撃できます。また、ポッド状の電波妨害装置ALQ-131またはALQ-184を搭載しており、S-400に対してある程度の防御力を備えています。
F-16は追加燃料を搭載でき、2時間で着脱が可能です。装備しても飛行性能に大きな変化はなく、巡航および戦闘機動への影響は1%未満とされています。
アメリカは、ヨルダンへのF-16ブロック70戦闘機の売却を承認しています。これは、米国および連合軍との継続的な相互運用性を確保しながら、現在および将来の脅威に対処するヨルダンの能力を強化することを目的としています。