
1 きつねうどん ★ :2022/12/15(木) 07:05:50.05ID:REcGFoGS
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が中央アフリカの囚人を戦闘要員として勧誘し、ウクライナの激戦地に投入している疑いがあるという。米ニュースサイト「デーリー・ビースト」が複数の中央アフリカ軍関係者の話として報じた。ロシアの兵士不足が深刻化していることは知られているが、まさかそこまでやっているとは……。
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共同通信によると、ワグネルは、反乱軍に参加して殺人や*に関与した囚人を対象に勧誘している。中央アフリカは内戦が長期化しているが、ワグネルがこれまで政府に軍事支援をしていたことから、囚人の勧誘を制止できない状態だという。
中央アフリカの軍関係者は、10月以降にワグネルの雇い兵が囚人の収容施設を訪れ、戦闘員の補充に緊急を要するとして、20人超の囚人を解放したと明かしている。
ロシア政府は、ワグネルを公式に軍事会社と認めてはいないが、ウクライナ侵攻で存在感を増している。
バフムートに派遣
「『デイリー・ビースト』は、調査能力の高いメディアですから、ある程度は信頼できます」
と解説するのは、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏。
「ワグネルのオーナーのプリゴジンは新興財閥で、プーチン大統領の取り巻きの一人です。プーチンにくっついて莫大な利権を取得しています」
ワグネルは、中央アフリカに大きな影響力を持っているという。
「数年前から、ロシア政府の名代として軍事支援を行う一方、鉱物資源の利権を狙っていました。中央アフリカとは太いパイプがあるので、囚人を勧誘することは十分考えられます」
ワグネルの部隊は、ウクライナ戦争の激戦地に投入されている。
「具体的には、ドネツク州バフムートです。これまで雇った兵士をろくに戦闘訓練も受けさせないまま最前線に送り込んでいました。そして数人のグループをつくり、ウクライナ軍に突っ込ませています。前線に潜んでいるウクライナ軍の前にまず彼らを行かせ、その背後に控えているロシア軍が攻撃するのです。私はそんな映像を山ほど見てきました。つまり、ワグネルの兵士は完全に捨て駒扱いなんです。作戦というレベルのものではありません。こんなやり方では兵士はどんどん*でいく。当然、補給が必要になります。言葉も分からないような中央アフリカの戦闘員でも欲しいわけですよ」
ワグネルは半年ほど前、ロシア国内の囚人を兵士として募集していた。9月には、BBCによって、プリゴジンが受刑者に対し、6カ月働けば自由になると説明している動画が流出していると報じた。
「ワグネルはもともと、民間人を雇っていました。月給40万円だそうですが、ほとんどお金を払う前に*でしまうそうです。また、怪我で戦線を離れた兵士に金が払われなかったケースも結構あるようです。ワグネルはかなりいい加減な組織ですよ」
On behalf of the fallen Georgian heroes, the SOF team of the Georgian Legion conducted an operation near Bakhmut and destroyed an entire unit of the Wagner group.
Glory to the Heroes! 🇬🇪🇺🇦 pic.twitter.com/MhPhT52Bcp
— Visioner (@visionergeo) December 14, 2022
2 きつねうどん ★ :2022/12/15(木) 07:05:57.29ID:REcGFoGS
そもそも、ロシアがウクライナに侵攻した当初、両国の兵力は、ロシアの85万人に対し、ウクライナは4分の1の20万人だった。何故、ロシアの兵士が不足しているのか。「ロシア軍は空軍や海軍の人員が多く、陸軍は全土から集めても35万人です。実際にウクライナに派遣できるのは19万人ほどです。ウクライナは20万人でしたが、ロシアの侵攻で志願兵が増えて70万人になりました。数の上ではウクライナがロシアを圧倒しているのです。ロシアは、大砲やミサイルで簡単に勝てると思っていましたが、ウクライナ軍に食い止められている形です」前線では、孤立するロシアの部隊が多いという。
「前線部隊の後方には補給部隊が控えているのですが、ウクライナ軍に攻撃されて補給が断たれて孤立するケースが続出しています。前線部隊に補給するのは歩兵ですから、どうしてもたくさんの兵士が必要になるわけです」
ロシアは兵力不足を解消するため、9月に30万人の部分動員を行った。
「30万人のうち、8万2000人がウクライナに派遣されました。そのうち兵隊として戦っているのは半分ほどで、残り半分は食料や武器などの輸送要員となっています。動員された残りの21万8000人は訓練中です」
30万人が全て戦地に派遣させても、まだウクライナの方が兵力は上回る。
「有名な中東情報サイト『ミドル・イースト・アイ』は、ロシア軍がシリアから兵士を募集したと伝えています。ロシア国内からの動員は、反発が大きいのでこれ以上は難しいでしょう。となると、ワグネルのように、海外から兵士を集めるしかありません。もっとも、捨て駒になって*ことが分かっているなら、囚人でも志願しないでしょう。いずれ兵士の補給も行き詰るのではないでしょうか」
デイリー新潮編集部